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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第30章 レン×吸血鬼




それから、数分経って
彼女をパッと離す。
真っ赤な顔を隠すように俯いて黙ってしまう彼女。

(はぁ…レディ…そんな顔をしないでくれ…忘れられなくなってしまう。)

「そうだね、レディ…
そろそろ帰らないといけない…
今までありがとう…。

明日の朝にはここを出るよ…」

『っ、!!?
…う、うん………』

急な話で驚いたのか、
さっきの雰囲気ならずっと居てくれると思っていたのか
少し傷ついた顔をするレディ。

ごめんね…レディ。

そして、

『また会える…??』

と、俺の袖を掴む。

(……//////)

心はグラグラと揺らいでいるけれど、
未来の彼女を傷つけたくないから、あえて厳しい台詞を選んだ。

「残念だけど、それは無理だよ…
俺はもうここへは来ないし
君も街へは来ない方がいい。
俺たちはもう、….」

『……そ、っか………』

今にも泣きそうな顔をする彼女にかける言葉が見つからなくて
俺は、グラスをさっさと片付けてベッドに入った。

今夜が最後の夜…


**


『レン…おやすみ……ちゅ…』

夜中少し目が覚めた気がしたけど、
多分俺の都合のいい夢。



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