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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第30章 レン×吸血鬼




レンside


「レディ…遅いな…」
暗くなった外を見ながら
布団の中で彼女の帰りを待つ。

まさか、もう他の吸血鬼に殺されたんじゃ…

心配と不安と恐怖の入り混じった感覚にとらわれていると…

『ただいま〜!!』
彼女の元気な声が聞こえた。

ほっ…

「ほっ…?……」

なんだろう…安心?…したような…
まぁ、餌が無事帰ってきたんだ。当たり前か。

俺は「お帰りー。遅かったね?」
と、ベッドから起き上がりパツパツのパジャマで彼女のもとへ向かう。

『久々の街ではしゃいじゃった。
ごめん、遅くなって…』

「…//」

(はしゃいじゃった…って、かわいい//)


「そっか…というか、たくさん買ってきたね…;;」

『うん。レンに似合いそうなの、選んだから。』

「俺は何でも似合うよ…」

『あはは、確かにそうかも笑』

袋を一つ一つ開けながら
2人で会話を楽しんだ。

(なんだか、初対面の感じがしないな…
すごく彼女といると落ち着く…)

俺はこの感情が特別なものであることに
まだ気がつかなかった。

「ん?なに、この袋…?」

少し長細い紙袋が目に入る。

服…ではないね…

『あ、これは…その、興味本位で買っちゃったんだけど』

中から出てきたのは…
「"ヴァンパイヤジュース"??」
赤黒いワインのような液体の入ったビンだった。

『吸血鬼をモチーフにしたレストランがあってね、
そこに売ってたから、買ってみたの…
ワインだと思うんだけど…』

そのレストランの話を少し聞いてから
俺は着替えを、彼女は夕食の支度を始めた。

"ヴァンパイヤレストラン"…
俺が街にいたときはまだ無かったのにな…
俺はシャツのボタンをしめながら
そのレストランについて少し考えていた…



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