• テキストサイズ

[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第29章 嶺二+蘭丸×ミニスカポリス





「みなさん、交通安全を守っていきましょう!!

警視庁、交通安全課です!!

交通規則を守るというのは人の命を守ることに繋がるのです!!」



『……』



なんで、こんなことになってるんだろう…



あれから
交番の勤務を任され、
今日はイベント会場の入り口あたりで
交通安全の呼びかけをしている。



っていうか、イベントだからって…


『スカート短っ…』


普段パンツスーツで走り回ることに慣れてしまっている私は、こんなスースーする格好でいるのは久々だった。


1週間の辛抱よ。
耐えなきゃ。


交通安全を呼びかけるチラシを配っていると


ギュッとその手を握る人が。


『ひっ…』


「お久しぶり〜、刑事ちゃん♪」


『あ、貴方は…』


すると、後ろからタイミングよく
「□□さん、休憩はいってください‼︎」という声が聞こえた。



**


ベンチに座る私に
「刑事課じゃなくなっちゃったの?」
と、コーヒーを渡しながら聞いてくる寿さん。


『…えぇ、まぁ。』


なんだか気まずくて、目を合わせられない私。


「その格好、すごく似合ってる…」


そんな私に気づいてか、
手を握って、そう囁き、距離をつめてくる。


『なっ、離して…』


「うわぁ…なんか、大人な対応…。
嶺ちゃんそういう反応より、もっと可愛い方が好きなんだけどなぁ…」


そう言って肩を抱いてくる寿さん。
イ、イケメンだからって、なんでも許されると思ったら…


プルプルと色んなものを我慢していると


「嶺二!こんなとこにいたのか。」


と背後から声がする。


「もう、イベント始まるぞ。」


「ランラン‼︎…はーい。」


パッと手を離して
その人の方を見る寿さん。
そして、寿さんの所へ来て首根っこを掴むランランと呼ばれる人物。


『…』


私がジッと見ていると


「なんだよ。」


と無愛想な態度。


「あー、この人は黒崎蘭丸。
僕と同じユニットなんだ。」


『…、そうですか。』


「…もう、可愛くないんだから。」


『ふん。』


「チッ…誰だこいつ。」


「僕ちん逮捕しちゃったコ」


「あー、…」


なるほどって顔してる。
自分の失態だから、仕方ないけど、人に言われると恥ずかしいし、
寿さんには少し苛立つ。



/ 449ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp