第27章 日向×スク水
「…あぁ。
やっと、やっと…笑ったな…」
と頭を撫でられる。
『っ……///』
やっぱ…先生の隣が落ち着くや。
私たちは
お互い少し照れあいながら
龍也くんの家に帰っていった…
**
家のなかでも
ギュッと私を包み込むように
抱き締めてくれる龍也くん。
私たちはこの日
沢山の話をした。
ヤキモチをやかせようとしてたこと
田中くんとのこと
林檎先生が励ましてくれてたこと
龍也くんは
私が
『なんであんな怖い態度だったの?』
と聞くと
「ここで、学生に
別れないでくれとすがりつくのが
カッコ悪すぎると思ったからでだな…//」
と、かわいい返答をしてきた。
ヤキモチをやかせようとしてたことに関しては
「ほんとはすげぇ嫌だったけど
いい歳したオッサンは
恥ずかしくて素直になれなかった。」
と返ってきた
私と付き合ってから
龍也くんは仕方なくなんかで
付き合ったことはないと
断言してくれた。
だからこそ、
お互い何のために
傷付き、傷付けたのか、
このことを悔いた。
「これからは
ちゃんと気持ちを伝えるから…」
そうして
二人で優しい朝を迎えた。