第22章 蘭丸×スポーツユニ(後編)
それから、
男の人達の指が私の体を這う
いやだ、気持ち悪い…
いやだ…
やめて。
「浴衣ってエロいよな…
帯は緩めんなよ?
その方が興奮する…」
「確かに…エロい…
っつか、
写真の地味な感じと
全然違うよな」
「超可愛いじゃん。」
『んっんっ!!!』
浴衣をはだけさせられて
腕の自由を奪われる。
抵抗したいのに
怖くて足がすくむ。
このまま黙って
犯されたら終わるのかな…
でも、いやだよ…
『んーっ!!!』
暴れる私を
おさえつけて
殴り、
身体中を貪る。
誰か、助け…て…
せんぱい……
せんぱ…ぃ…
少し朦朧とする意識のなかで
華絵の声が聞こえる
「こっちです!
こっちにの方に
連れ込まれていました!」
「よぉし、ここだな…」
トイレの外から声が聞こえる…
この声は…幻聴……?
先輩…
「おい、なんか
ヤバくねぇか?」
「窓から出ろ!」
バァン!!
男達が逃げたあと
硬い扉が開いた。
そして、
そのまま私は……………
蘭丸side
「こっちの方に
連れ込まれていました!」
あいつの妹が
指差すトイレはいかにも怪しかった。
嶺二にはトイレの裏へ回させた。
バァン!!
扉を開くと
ボロボロになった
女の姿があった。
「おい、□□!
○○ッ!!…○○!!!」
俺はその瞬間、
後悔した。
今までの自分の所業と
こいつに対する自分の態度。
ごめんな…
ほんと、ごめん。