第22章 蘭丸×スポーツユニ(後編)
蘭丸side
~♪
嶺二から着信だ。
「もしもし?」
《もしもし?、ランラン?
僕、凄いことが分かっちゃった。
とりあえず、
ストーカーちゃんと
話したいことがあるから
家、教えてくれない?》
「あ?
なんだよ、
なんの用事か言え。」
《んもぅ、ランラン、
こんなときに、
ヤキモチやかなくていいから
後で教えてあげるから
とりあえず、教えて!》
「っ、妬いてねーっつの。
あいつの家は……」
《ありがと!》
**
放課後
嶺二side
今日は部活もいかずに
しなくちゃいけないことがある。
チャイムがなって
さっと鞄を持って
教室を去ろうとしたとき、
「寿先輩!!
お話があります。」
後輩ちゃんが
そこに立っていた。
**
○○side
『ん………
随分寝ちゃったな…』
起きると、
放課後になっていた。
グゥー
お腹がなって
人間、いつでも
お腹は減るんだな…
なんて実感。
教室に荷物を
とりにいく
すると、、
ショックなものが
目に飛び込んできた
「……泣くなって……」
「グスッ…だって……
ずっと好きで……
だから…っ、」
「分かった、分かったからさ…;;;」
蘭丸先輩が、泣いている
七海さんを抱き締めて
頭を撫でているところだった。
七海さんの表情は
こちらから見えないけど、
会話の内容的に、
蘭丸先輩と付き合えたことの
嬉し泣きという風に感じられた。
なんで、人の教室で
こんなことするの?
分かんないよ…