第22章 蘭丸×スポーツユニ(後編)
あ~あ、
ランラン、不器用なくせに
考えすぎて
頭、パーンてなっちゃってるんだ。
「ねぇ、ランラン?」
「…??」
**
翌日
○○side
「えぇっ!?
□□っ!
どうしたのっ!?;;;」
朝から一十木くんが
私の顔を見て
ビックリする。
『な、なんでもなぃ…の……』
「で、でも……」
「一十木、
俺が保健室に連れていく。
お前は先生に伝えてくれ。」
『い、いぃぃよっ!!!;;;』
「いいからこい。」
『……………ぅん……。』
私は今、泣いて目が腫れて
寝不足てくまができてしまってる。
妹にこの顔を見られたときは
「お姉ちゃんを泣かせたやつ、
ぶっ殺す。 」
なんて恐ろしいことを
言われた。
何で泣いてたのかって?…
それは…
**
~♪
あ、先輩からメールだっ//
喜んだのも束の間。
『えっ………??』
ガタッ
驚きのあまり携帯を
落としてしまった。
"勝手言ってわりぃけど、
少し距離を置きたい。
こういうの辞めにしたいんだ。
明日から部活行くから…
じゃあな。"
……恐れていたことが起こってしまった。
なんで?
せめて理由を…
って、携帯を持ち直したけど…
"分かりました!
好きな人とうまくいったんですね!
お幸せに。"
思ってもみない
メールしか打てなかった。
それから、
渇れるくらい泣いて
疲れて眠った。