第21章 蘭丸×スポーツユニ (前編)
どおしよ!
何にも準備ができてないよっ;;
初めてだし、それに…
汗かいてるし、
どおしよ~っ;;///
「まぁ上がれよ。」
独り暮らしなのか、
さっぱりとした部屋に
一つのベッドが目に入る。
結構広いアパートだから、
家族で住んでると思ってた……
部屋をキョロキョロと見渡すと
バスケのユニフォームが目に入る
『…』
あ、あれ…
この間の試合の時に着てたユニフォームだ…
「その辺座れよ…
茶でも入れる。」
『あ、ありがとうございますっ!!!!』
背後から掛けられる声に
びっくりしながら、
正座で座る。
き、緊張する…//;;
って、座ったら
なんだか
眠くなってきちゃった……
昨日、
全然眠れなかったか…ら……
少しだけ…寝ちゃおう…
大丈夫、
すぐ起きるよ…
それから
私は深い眠りについてしまった……
**
蘭丸side
「わりぃ、遅くな………!!!」
茶菓子でもないかと
探していて遅くなった俺は
リビングの机で突っ伏して寝る
女に驚いた。
俺の部屋でこんなに無防備で
アホ面さげて眠るやつ初めて見たからだ。
「フッ……
襲うぞ……」
むにゅ
茶菓子とお茶を机において
こいつと同じ目線になって
頬を指でつつくと
『んむぅ……、』
と、眉間に皺をよせる。
「……お前はおもしれぇな……」
ふと、あの日のこいつの告白を思い出す。
"何でもしますから
付き合ってください!!"
ほんと…
「スゲェな……」
俺にはできねぇよ。