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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第16章 真斗×花魁








俺は、








「迷惑ではない。








俺は…お前が無事なら、それでいい。」








ギュウッと強く抱き締めると








それに応えるように
抱きしめ返される。








『私…自分が、情けない…』








「……」








それから語られた
あいつとの過去、
今日のこと、
腕の痕。








俺はそれを全部受け止めて








抱きしめていた。








俺は彼女に2度と
こんな思いをさせたくない。







そして、、








**








○○side








スーッと襖が開いて
林檎お兄様が入ってくる。








「……今日は新規のお客様が
来られるわ…








慣れないこともあるかもしれないけど、








頑張りなさい。」








『はい。








……って、それだけ?』








「え?」








『それだけ言いに来るなんて、








どうかしましたか?』








私は少し様子のおかしい
お兄様に問う。







「実は……」








**








『……』








なんで、








なんで何も言わずに…








私は宴会場に向かいながら
怖い顔をしていた。








原因は林檎お兄様のいっていたこと。








「番犬くん、昨日付けでやめちゃったの。」








……なんで……








もう、お昼もお話できないの?








助けてもくれないの?








涙が溢れそうになってやっと気づく。








私、あの人が好きだったんだって。








こぼれそうになる涙を必死にこらえて








芸者たちが
並んでいる部屋へ
入っていく。








俯いた私には
お客の顔なんて目に入らない。








『高尾太夫です、








よろしくお願い致します…』








すっと
顔をあげると









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