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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第16章 真斗×花魁









「酷い顔をしているな……」








『なっ!!!』








目の前に現れたのは…








「なんだ?








もう俺の顔を忘れたのか?」








いつもの侍の格好ではなく、
着物を綺麗に着こなした
聖川さんだった。








『い、いえ……あの……』








頭にいくつもはてなが出てくる私に、









聖川さんは








「実は龍也さんと話し合ってな…








お前を俺が








買うことにしたんだ。」









と言う。








買う?








でも、この人ただのお侍よね?








そんなお金……;;









『あの……よく、意味が…;;』








いつの間にか
踊り子や三味線が
席を外し
大きな部屋に私たち二人になっていた。








「申し遅れた…








俺の名は
聖川財閥が嫡男
聖川 真斗だ。」








『ひっ!??』








聖川財閥!?!?








す、すすすごい
大金持ちじゃないですか…;;;








そ、それが何故侍に?








いや、そもそも
うちで働いてた理由は?








頭がごちゃごちゃして
難しい顔をしていると








「俺はあまり、自分の身分に
納得がいってなくてな…








家をつぐ前に
色々としておきたいことを
やっていたところ








お前のところに雇われた。








それから傷つくお前の姿を
ずっと見てきた。








だから、俺は








お前を傷つけるこの場所から
お前を助け出したい。








だから、俺のものに
なってくれ。」








私の手をしっかりと握って
私の目をじっと見つめる聖川さんから
目が離せなかった。









聖川さん…//









『わ、わわたしなんかが…








よろしいんですか?』








そう、貴方と私じゃ
身分が違いすぎる…








「かまわん。








話しはもう通してある。」








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