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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第16章 真斗×花魁







幸い、客も店の者たちも
○○のことを理解してくれる
人が多かったし、








俺たちも
あいつを守ってやれる立場になった。







だから徐々に回復してる…









もうあいつを
傷つけるまねはさせないさ。








***








番犬となって一週間がたった。








まだ昼と夜が逆転する
生活になれなくて








俺は起き上がって
広い店内を散歩することにした。









「それにしても、








思っていたより
広いのだな…」







石ころを蹴りながら
庭の方を歩いていると








石が誰かの足元にころがっていった。








「あ……」








『……あのときの…お侍さん…??』








そこには

縁側に座って
庭の池を眺める太夫がいた。









俺のことを知らされていないのか
なぜここに?
といった顔をしている彼女。







「あ、いや……








ここの番犬をいいつかってな…








今はここで雇ってもらっている…」








『……まぁ、そうでしたか……








あのときは本当にありがとうございました。








その……泣いちゃったときも…//』








少し恥ずかしそうにする彼女を
可愛いなどと思ってしまう。








しかも、
化粧などで着飾っていない
太夫はなかなか新鮮だった。









「いや、かまわん。








となり…座っても?」








『ええ。どうぞ。』








にっこりと
笑ってくれる。







俺は彼女と
昼間、度々二人で話をするような
関係になった。








**








太夫を襲う客も大分いなくなり、
俺も仕事に慣れてきた頃だった。








事件が起こったのは。








俺は門番に少しの間
交代をたのんで
厠で用を足していた。








今日も話ができた…//…








一人で喜びを噛み締めて
厠から戻ると







座敷に誰か入ったようで
襖が閉まっていた。







「すまんな…」








俺は門番に礼を言って
再び交代。




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