第15章 レン×裸エプロン
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『失礼しました…』
真っ赤な顔で
平然を装い
自室に帰る彼女を見送って
「ふぅ…」
ベッドに座る。
「……//…」
ついにシちゃったなぁ…
でも、あいつにはちゃんと
本気だから。
色々と…ちゃんとしないとな……
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パーティー当日
俺の身内やら、
学校の友人やらでにぎわうパーティーに
俺はあることすると決心していた。
会場にはほとんどのゲストが集まり、
パーティーも始まろうとしていた。
俺は少し、夜風にあたって、
緊張をほぐす。
「……」
星が綺麗で、
屋内でパーティーをするのが
もったいないくらいだ。
なんだか、
昔を思い出す。
「ここにいたのか。
神宮寺。」
「…まぁね……」
聖川だった。
「……みな、お前を探しているぞ。」
「あぁ。」
そう言いながら俺の横に立つ聖川。
「綺麗だな。
こうしていると、
あの頃を思い出す。」
「……そうだな。」
「……貴様は覚えてないかも知れんが
昔、○○を二人で取り合ったことがあってな。
結局、彼女に聞いたんだ。
どっちがいいかって。」
「…へぇ…
全く覚えがないな。
で、彼女 、なんて?」
すると、聖川は鼻で笑ってから
「……教えてやる筋合いはない。」
と言って去っていった。
俺もなんとなく
答えがわかった気がして
「ふっ…」
と笑って
会場へ戻った。