第15章 レン×裸エプロン
帰りの車のなかで
「お前、今日の昼休み何をしてた?」
この話を聞き出してみる。
『昼休み…ですか。
読書をしていました。』
「…ずっとか?」
してたけど、
他にもあるだろ。
『…聖川様と少々お話を。』
目をそらして咳払いをするように
話す○○。
「話って?」
『大したことではありません。』
俺には言いたくないってか。
仕方ないこの話は一旦置いておこう。
「そうか。」
しばらく沈黙が続くと
『明日はどうなさいますか…』
と聞かれる。
一瞬明日?と思ったけど
恐らく明日も付き添いはいらないですか?
って意味だろうと思って
「…………
ついてこなくていいよ。」
と答えた。
『……かしこまりました…。』
こう言った○○は
少し寂しそうな顔をした気がしたけど
気のせいだろう。