第13章 音也×保健室の先生
「はぁ…」
寮のベッドで泣きまくって
ようやく涙が止まって
疲れがどっと出る。
なんか…
もう…
疲れちゃった…
**
次の日から俺は
一度も
保健室にいくことは無かった。
保健室に行かないと
本当に先生には会わないんだな…
なんてしみじみと感じていた。
クラスの友達や先生には
今日は保健室に行かないのか?
なんて
言われてたけど
それも3日たてば無くなっていた。
そんなある日
「おい、聞いたか?
保険医の□□先生、
辞めるらしいぜ?」
寮で皆で集まって
話をしていると
翔がこんな話をした。
皆はそうなのか?とか
どこいくんだろうな…とか
その程度…
それなのに俺は…
「……」
固まって何も話せなかった。
何も話す気になれなかった。
**
次の日、
放課後、翔達と遊んでから
寮に帰ると
机の上に置き手紙があった。
"夜 7:00に保健室で待ってます。
□□"
と、書いてあった。
時計を見ると7:45
になっていた。
俺はその手紙を握りしめて
必死に走った。