第3章 自炊担当してます。
武田「もうそろそろみなさんが来る頃ですかね~」
清水「そうですね、そろそろ盛り付けも始めますね」
『じゃあご飯ついでいきますね』
清水「瑠璃ちゃんはみんなに鍵渡して来てくれる?そこの机の上に鍵置いてあるから」
『あ、ハイ』
日向「うおおおおっ」
武田「あ、来たみたいだね」
『翔ちゃん声大きい…』
清水「じゃあよろしくね」
『行ってきます!』
机の上にある鍵を持って玄関へ…って。
『なんでこんな所で田中とノヤっさんが寝そべってるの』
田中「潔子さん…」
西谷「潔子さん…」
月島「清水先輩が用事終わったら帰るってこと聞いたらいきなり倒れました」
『通常運転だね』
調理場から出てすぐの場所に田中とノヤっさんが寝そべってるけど…これ去年もあったよね。
『あ、三年生誰かいる?』
月島「菅原さんが先に行きましたけど」
『そっか、ありがと!』
鍵は三年生に渡した方がいいよね一応…。
『菅原さ~ん』
菅原「お!お疲れ~」
『お疲れさまです!これ、部屋の鍵です』
階段ちょっと上ったらすぐに菅原さん居たから良かった…。部屋二階だから…なるべく上ったり下りたりはしたくない。
菅原「ありがとな。今回も瑠璃一人部屋だけど大丈夫か?幽霊とか」
『大丈夫です、去年も出なかったですし、そうそう簡単に幽霊なんて出ませんから全然大丈夫です』
菅原「…相当怖いんだな。可哀想に」
『そう思うんだったら言わないでくださいよ…!!!』
なんでこう…潔子さんも菅原さんも意地悪なの…!!!
菅原「ごめんごめん。ま、怖くて眠れなかったら俺達の部屋来てもいいからな~」
『行きません!!』
女の子が自ら男塗れの部屋に行くわけないじゃないですか…!
山口「ツッキー…やっぱりなんか出そうじゃない…?」
『忠君お口にチャックしとこうか!?』
後ろから敵がやってくるとは思わなかった。
菅原「な~、なんか出そうだよな~」
月島「薄暗いですもんね」
『出ません…!!ここはそういう場所じゃないんです…!!』