第3章 自炊担当してます。
潔子「そんなことより…毎回ごめんね?瑠璃ちゃん一人で泊まらせちゃって…」
『いえいえ!潔子さんお家が近いんですから!』
潔子「でも…幽霊とか大丈夫…?」
…幽霊
『……潔子さん、わざとでしょ……』
潔子「わざとだなんてそんな」
『潔子さん顔笑ってますよ!?』
潔子「ごめんごめん…!あそこは出たことないらしいから大丈夫だよ」
『出ないのが普通なんです…!!』
潔子さん何気お茶目だから…可愛いからいいんですけど…でも幽霊だけは本当に苦手なんですって…。
潔子「何かあっても心強い人が周りにいっぱいいるから大丈夫だよ」
『…そうですね』
心強いって…助け求めたとしても大地さんと旭さん以外、面白がりそうじゃありませんか…?あと忠君も大丈夫かな…いや、意外に…?
潔子「まぁ、いざとなったら頼りになるから」
『はい…』
潔子「じゃ、行こっか。忘れ物ないようにね?」
『ちゃんと持ちました!行けます!…あ!写真撮りましょう!合宿スタートっていう事で!』
潔子「カメラ持って来たの?」
『ハイ!いつでも撮れるように…首から下げておきますね!…と、いう事で…一緒に撮りましょ!』
持って来たカメラで潔子さんと紀念すべきツーショット!…田中とノヤっさんに自慢しよっと。
潔子さんと写真も撮ったので、いざ合宿所へ…!
武田「あ、いらっしゃい!速かったね!」
潔子「先生…!すいません!先生にやらせてしまって…」
武田「いいよいいよ~僕こんなことしかできないから!」
合宿所に着くと、先生が既にご飯を作り始めてくれてて…
『にんじん切ります!!』
武田「ありがと~!じゃあお願いね!ご飯はもう炊いてるからね」
潔子「すいません…何から何まで…」
武田「いいのいいの~!じゃあ清水さんにはじゃがいもを頼もうかな?」
潔子「はい!」
あ、そうだ。にんじん触る前に…。
『先生と潔子さん!こっち向いてください!』
武田「あ!写真だ!撮ってくれるの!?」
『ハイ!じゃあ撮りますよ~、ハイ、チーズ!!』
…少しずつだけど写真が増えていってる。三年生の思い出になるなら何枚でも撮ります!!
潔子「…瑠璃ちゃん、撮りすぎ」
『ごめんなさい!』