第3章 自炊担当してます。
月島「瑠璃さん、日向の処理は経験済みですからその時はよろしくお願いしますね」
『え?』
経験済みって…まぁ青城のときにリバース処理させていただきましたけど…!
日向「こ、今度は自分で処理します…!」
月島「吐かない努力しようよ」
日向「さっきコーチが吐けって言ったんだから吐かなきゃいけねぇだろ!!」
月島「吐けとは言ってないと思うんだけど。耳ちゃんと掃除してる?」
日向「な!?してるに決まってるだろ!?」
『はいはいはいはい、いちいち喧嘩しないの…』
日向「すいません…」
月島「…」
どうしてこう…忠君以外の一年は喧嘩っ早いのか…。
澤村「瑠璃は一年の喧嘩止めるのうまいな。今度から仲裁を頼もうかな」
『え、何言ってるんですか嫌ですよ』
そんな役目…一日に何回仲裁に入らなきゃいけなくなるの…。
澤村「可愛い可愛い後輩のためじゃないか」
『可愛いですけど…それとこれとは違います』
澤村「ま、見つけ次第仲裁してくれよ」
『…』
見つけ次第って…。
澤村「瑠璃、そろそろ合宿所に行って飯の準備お願いしたいんだけど」
『あ!はい、分かりました!』
澤村「清水にも言っておいたから。忘れ物ないようにな」
『はい!大地さんも残りの練習頑張ってください!』
澤村「おう、ありがとな!じゃあまたあとで」
『お疲れさまです!』
潔子さんはもう部室に行っちゃってるのかな?ご飯…たしか初日はカレーだったよね~。
日向「あれ!?瑠璃さん帰っちゃうんですか!?合宿は…!?」
『あ、先に行ってご飯作ってるだけ!ちゃんと合宿所に泊まるよ』
日向「なんだ…よかった…」
菅原「清水と瑠璃が俺達のご飯作ってくれんだから、残さず食べろよ~」
日向「うす!!あざっす!!」
『じゃあ先に行ってますね』
澤村「よろしくな」
…という事で、まずは大荷物のお泊りカバンを取りに部室に行ってっと。
あ、部室電気点いてる。潔子さんお着替えかもしれないから一応ノックして…
コンコンコン
潔子「どうぞ」
『失礼しま~す…あ、お着替えじゃなかったんですね』
潔子「うん、もうご飯作るだけだしジャージでいいかと思って」