第3章 自炊担当してます。
そして、合宿初日…とは言ってもまずは授業。
初日はまだ平日だから授業が終わってから合宿スタート。
友達「ねぇ、GWどこか遊びに行かない?」
『う…行きたいんだけど…』
友達「また部活?」
『うん…ごめんなさい…』
そういえばずっと合宿だ…いや、分かってたことだけど…。
友達「それなら仕方ないね~…また今度遊ぼ!」
『うん、本当毎回ごめんね…!』
そういえば高校に入ってから、休日に友達と遊ぶってことをしてないかも…。
まぁ、部活で充実してるからいいんだけどね…!
友達「そういえば一年生のマネさんっていないの?」
『う~ん…一応は勧誘してたんだけど…マネさんって意外に人気ないから…』
他の部活もあんまりマネさんいないし…思えばバレー部ってマネが二人もいるから奇跡だよね、しかも潔子さんって言う美人マネ…。
というか私なんか潔子さん目当てで入ったようなもんだし。…不純な理由で入って本当にごめんなさい。
友達「三年の美人マネさんが引退したら瑠璃大変じゃない?一人になるじゃん」
…引退?
『あ…』
友達「え、考えてなかったの?」
『まったく考えてなかった…』
ずっと潔子さんがいてくれる!なんて思ってはいなかったけど、引退のことなんて一切考えてなかった…。
そうだ…もしかしたら三年生、このインターハイで引退するかもしれないんだ…。春高までって言ってたけど受験もあるし…気が変わるかもしれないし…。
友達「ちょっと、明日からGWだって言うのにしんみりした顔しないでよ」
『ご、ごめんなさい』
いっぱい先輩達と思い出作ってきたとは思ってるけど…やっぱりもっともっと思い出作りたいな…。
『私、これから部活に生きるね』
友達「すでに部活部活してると思うんだけど」
この合宿も先輩にとっては最後になるんだし、目一杯写真撮ろ…!!!
そして授業も終わって…。
日向「瑠璃さん!合宿ですね!!」
『そうだね~練習練習の毎日が始まるよ~』
日向「ゲロ吐きます!」
『いや、吐くぐらいってことだから…』
さっき鵜飼さんが「ゲロ吐いてもボールは拾え」って言ってたけど…例えなだけなのに…