第3章 自炊担当してます。
滝ノ上「今度は逃がさねーぜチビっこ!!」
…滝ノ上さん、さっき何回も飛雄ちゃんが言ってたのに。翔ちゃんの役割、囮だって…。
田中「ドーモ、ゴブサタしてますっ」
ドガッ
田中め…腹立つ…!!うわ!!ノヤッさん…!!!
ボッ
菅原「ナイス西谷!!」
『ノヤッさ~ん!!!さすが…!!』
田中「ぬぁぬ!?」
ざまあみろ田中…!!
東峰「スガ!!」
菅原「旭!」
スパッ
『旭さーーん!!!』
ドガガンッ
ピッ…ピピーーッ
試合終了、町内会チームの勝利…!
田中「くっそ~!スマン日向!完璧に俺フリーだったのにっ」
日向「えっいえっ」
田中「けどスゲーぜ、見事に全員お前につられてたぞ!逆にくやしいくらいだ。次も頼むぜ!」
日向「オスっ!」
たまに良い事言うんだよね、田中の奴。
田中「瑠璃、なに見てんだよ、ブサイクな顔で」
『ブサイクなのは分かってます…!!すみませんね見てて!!』
菅原「いちいち喧嘩すんなって…」
田中私「スイマセン…」
まぁ…それからは町内会チームさん達を見送って、鵜飼さんからレシーブをみっちりやるっていう方針をいただき、片付けして…
鵜飼「じゃあ一発シメてとっとと上がれー」
澤村「烏野ファイッ」
「「オース!!!」」
『…いつか円陣組んでるところを写真撮りたいです』
潔子「頼んだらいいんじゃない?」
『!そうですね!!試合の時とか聞いてみます!!』
そして…合宿まであと一週間、三日…一日…と、迫ってきた。
日向「瑠璃さん!いるものってなんですか!?」
『いるもの!?あ…それなら今日部活終わった後にでも大地さんがしおり配ってくれると思うんだけど…』
日向「しおり!!」
影山「ふわふわしてんじゃねーぞボゲェ!!」
『飛雄ちゃん、もうちょっと優しくしてあげなよ…』
影山「コイツにはこれぐらいがちょうどいいんです」
日向「ム!?」
『ほらもう…喧嘩してないで…』
菅原「瑠璃もすっかり先輩になったな!」
『菅原さんの苦労がやっと分かりました…』
菅原「ま、楽しませてもらってるから別にいいけどな」
菅原さん、本当に世話好きだな…。
『尊敬します』