第1章 マネさんしてます。
澤村「で、お前らが負けた時だけど」
澤村「少なくとも俺達三年が居る間、影山にセッターはやらせない」
影山「…は?」
……ん?この大っきい方が影山って子か?
澤村「個人技で勝負挑んで負ける自己中な奴が司令塔じゃチームが勝てないからな」
「どうした?別に入部を認めないって言ってる訳じゃない。お前なら他のポジションだって余裕だろ?」
え、ちょ、大地さん?めっちゃ影山君怒ってますけど?なんか、顔やばいですよ影山君……。
影山「俺は!!セッターです!!!」
!?こ、怖…!!やっぱり喧嘩っ早い……!!
菅原「そんな隠れなくても大丈夫だって」
咄嗟に近くにいた菅原さんの背中に隠れてしまったけど……菅原さん優しい……。
澤村「勝てばいいだろ。自分一人の力で勝てると思ったから来たんだろ」
『え、大地さん煽りすぎじゃないですか!?大丈夫ですか!?け、喧嘩とか……!』
菅原「大丈夫大丈夫」
いや、笑顔で大丈夫って言われても……影山君の顔、般若ですよ……?
澤村「試合は土曜の午前」
?「おれも、おれも居ますよーっ」
澤村「いいな」
ガラララララ……ガン
あ、扉閉まっちゃった……。
……なんか、可哀想かもあの二人。喧嘩っ早いのはダメだけど……。
菅原「なんかさーあいつらにキツイんじゃねー?大地」
田中「確かにいつもより厳しいっスね、大地さん」
菅原「何か特別な理由でもあんの?」
私も理由聞きたいけど、マネの仕事まだあるし、後で田中にでも聞けばいっかー。チンタラしてたらみんなに迷惑かけちゃうし!
潔子「瑠璃ちゃーん!」
あぁ!!思ってる側から!!くそ!!潔子さんがわたしを待ってる…!!
『はーい!今いきまーす!!』