第1章 マネさんしてます。
そして次の日の昼休憩。
友「ねー今週の土曜日親睦も兼ねて、みんなと遊ぶんだけど瑠璃ちゃんどう?空いてる?」
『今週の土曜…ごめんー!部活がある……』
友「部活か……なら仕方ないね……」
『本当ごめんね……遊びたかった……』
あぁ親睦会……もっとみんなと仲良くなりたい……。
友「瑠璃ちゃん、何の部活入ってるの?」
『あ、男子バレー部のマネージャー!』
友「へぇ!そーなんだ!マネージャー楽しい?」
『うん、楽しいよ!!仕事多いけど、私がいないとこの人達大変なんだろーな、感謝しろよーとか思いながらやってるw」
友「ひどいw」
『まぁこうでも思わなきゃしんどいだけだからねw……あっ、飲み物買ってくる!』
友「はーい」
まぁ確かにマネの仕事は大変なんだよねー。でも、潔子さんもいるし!澤村さん褒めてくれるし!菅原さんの笑顔も見れるし!なんだかんだ田中も優しいし!何てったって潔子さんに毎日会えるからねー!
苦ではない!
さ!自販機に到着ー!何飲もっかなー。ってか、毎回思うんだけど、牛乳……飲む人いるの……?
?「あ」
『え?』
?「おはようございます」
『お、おはよござ……あっ!か、影山君……!』
影山「うす」
背後から話しかけられたからびっくりした…しかもでかいし……。
『覚えててくれてたんですね!ありがとうございます……。あっ、私、バレー部のマネージャーしてます、斎藤瑠璃と申します…。よろしくお願いします…』
影山「お願いします。てか、何で敬語なんスか。俺より上ですよね?」
『あーうん、二年です。えと、背高い人は慣れるまで苦手というか、あっ苦手って言ってもほんの少しだし、背が高くて怖いとか、そういうんじゃ…そうなんだけど………あーえと、多分すぐ慣れます…はい……』
影山「なら、こうすればいいですか?」
『!?影山君!?』
影山「俺が斎藤さんの目線に合わせればいいんですよね?」
見事に影山君が私の目線に合わせて少ししゃがんでくれている。顔を上に向けなくても、真正面にいる。
『え、えと、それは……か、影山君にめ、迷惑というか……』
影山「斎藤さんが慣れるまで目線合わせますね」
『は?』