第1章 マネさんしてます。
「お疲れした!!」
「したーっ!!」
ふぅ、今日の部活も無事終了!帰ってお風呂入ってゴロゴロしよーっと。学校始まったばっかりだから宿題もないしね!
田中「勝負して勝ったら入れて下さい!!!とか言って来そうじゃないスか?」
菅原「あり得る!頭冷やしてチョコっと反省の色見せれば良いだけなんだけどな」
澤村「アイツらもそこまで単細胞じゃないだろ」
澤村「でも、仮にそう来るとしたら、影山が自分の個人技で何とかしようとするんだろうな」
澤村「もしも影山が自分個人の力だけで勝てるって思ってるとしたら……」
澤村「影山は中学から成長してないって事だな」
さっきから影山影山って……潔子さんがすごい一年が入ったって言ってた子のことかな……。小ちゃい子の方かな、大きい子の方かな……?
ま、いつか分かるか!帰る準備しよーーー
?「キャプテン!!!」
!?な、何事!?入り口の方から!?誰!?
田中菅原「何だっ誰だっ」
驚きながらも田中が声のした方を確認しに行ってくれてる。さすが田中。頼りになる!
田中「…あれっお前らっ、ずっとそこに居たのかよ!?」
……知り合い?
?「勝負させて下さい!おれ達対先輩達とで!!」
は?勝負?
田中「!!ブホッマジでかっ」
え、なになに?菅原さんも菅原さんでなんか呆れてるし……。
?「ちゃんと協力して戦えるって証明します!!!」
田中「ビバ単細胞!!」
ちょ、気になる……誰?……あっ!!
あの喧嘩してた二人じゃん!!小ちゃいのと大っきいの!!
澤村「負けたら?」
?「どんな罰でも受けます」
澤村「ふーーーん…丁度良いや」
澤村「お前らの他に数人一年が入る予定なんだ。そいつらと3対3で試合やってもらおうか」
え!他にも入部希望いたんだ!!よかったー、この喧嘩っ早い二人だけじゃなくて……。
澤村「田中、お前当日日向達の方入ってくれ」
田中「えぇ!?俺スか!!?」
澤村「問題児を牛耳れんのは田中ぐらいだと思ったんだけどな……」
確かに。
田中「っしょぉぉがねぇなあああ!!やってやるよ!嬉しいか!?オイ!!」
……いや、一年生引いてるし。