第3章 自炊担当してます。
顔を洗ったので、なんとか目の腫れもそこまで腫れてない…とはいえないけど、スッキリはした!でも忠君に迷惑かけちゃったな…。
『忠君ごめんね…頼りないし迷惑かけまくる先輩で…』
山口「そ、そんな…!いつもお世話になってますから…!」
本当、忠君良い子だ…。
『試合、どこまで進んだかな?』
山口「そんなには進んでないとは思うんですけど…あ、ツッキーのサーブ!ツッキーナイッサー!!!」
…さすが忠君、揺るがないね。
潔子「瑠璃ちゃんおかえり…あんまり目の腫れ引いてないね…氷使う?」
『そんな、もったいないです!!寝れば治るんで!ちゃんと家に帰ったら何とかしますし!』
私のどうでもいい目のために氷にお金を使うなんてもったいない…!
潔子「じゃあ…家に帰ったらちゃんとケアしてね?」
『ハイ!得点付ありがとうございました、代わります!』
試合の方はと言うと…あ、嶋田さんがフェイントした!さすが嶋田さん!
武田「さすがベテランは一枚上手って感じですね…!あ、斎藤さんはもう大丈夫ですか?」
『え!あっだ、大丈夫です!すいません、御心配おかけしてしまって…』
武田「いいんですよ!僕だってうるうるしましたから!」
鵜飼「本当、あいつら青春臭ぇな!」
先生や鵜飼さんとあれやこれやバレーのこととかエースのことだとか話してたら第一セットが終わった。このセットは町内会チームのものに。
澤村「時間押してるからすぐ2セット目始めよう!」
「「オース!」」
ということで第二セット。
『旭さんも戻ってきて…本当良かった…』
潔子「うん…これでやっとみんな本調子になった」
…潔子さんが嬉しそうで何よりです!!
澤村「日向!?」
日向「えっ」
バガァン!!
『しょ、翔ちゃん…!?』
影山「!?ばっ…」
東峰「うわああああぁ!?」
田中「ギャーッ」
澤村「日向!!」
…見事に旭さんの強烈スパイクが翔ちゃんのおでこに…ヒット…。
『だ、大丈夫!?きゅ、救急箱…!』
日向「大丈夫です!!大丈夫ですから…!ちょっと躱しきれなかっただけで…大したことは…顔面受け慣れてるし!」
菅原「慣れるなよ…」
菅原さんの言う通り、慣れちゃだめだよ…。