第1章 マネさんしてます。
部活はいつもより遅めに始まった。その原因がさっき外にいた男の子二人のせいらしい。
『いやー、私も見たかったな〜教頭先生のカツラ〜』
澤村「瑠璃!言うなって言ってるだろ!?というか、なんで知ってる!?」
つい口に出して喋ってしまった……!怖い怖い怖い……!!大地さんに怒られるのはいつになっても慣れない……というか慣れる前に怒られないようにしなきゃだけど。
菅原「ごめん大地、言っちゃった」
まさにてへぺろ。菅原さんのてへぺろには敵わないな〜可愛い……。
澤村「俺にその顔が効くとでも?」
菅原「……さ!練習練習!」
田中「ぶふっ!!や、やべ……思い出し笑いしちまった……」
澤村「たーなーかー?」
田中「ごごごごめんなさいーーー!!!」
大地さんのお叱りを苦手としているのは何も私だけじゃない。
あ、そういえば外にいた二人……まだいるのかな?まぁ、私には関係ないけど。関係あるのはその二人が入部してから。……あー嫌だな……不良かぁ……。
どんなにひどい不良が来たとしてもマネージャーの仕事は変わらない。みんなのために頑張るだけ!!
……でも、さっきの背の高い黒髪の子、すごい怖そう……。