第2章 幼馴染してます。
『潔子さん!一緒に帰りましょ!』
潔子「瑠璃ちゃん。もうちょっと待ってね、ちょっと先生に用事があるから」
『はい!じゃあ校門のところで待ってますね!』
潔子「うん、早めに行くから」
『ゆっくりでいいですからね!』
潔子「ありがとう」
モップがけも終わって着替えも終わって、やっと帰れる!外真っ暗だし…明日も学校あるし宿題しなきゃだし…帰ってからもすることいっぱいあるな~…。
日向「瑠璃さんお疲れっす!」
『日向君お疲れ様~、早く帰ってちゃんと寝なよ?』
日向「ハイ!」
『飛雄ちゃんもちゃんと寝なよ~?』
影山「うっす」
日向「飛雄ちゃん!?え!?いつから飛雄ちゃんって呼ばれてんだ!?」
影山「ついさっき…」
『飛雄ちゃんの方がしっくりくるなって思って!』
飛雄ちゃんの方がもっと仲良くなれる気がするし!
日向「影山いいな!!瑠璃さん!おれもなんかないですか!?」
『え!?なんかって言われても…』
いきなり言われても…日向翔陽だよね…えっと…。
『…』
う、うわぁ…日向君すごい目輝かせてる…なんかないかな…。
『中学生の頃とか、あだ名とかなかったの?』
日向「そうですね…あ!翔ちゃんって呼ばれたりしてました!」
『翔ちゃん!じゃあそれで行こう!』
日向「本当ですか!」
『うん!翔ちゃんの方がもっと仲良くなれる気がするしね!』
日向「あざっす!!」
『ほら、速く帰りな~』
日向「ハイ!じゃあまた明日~!」
影山「失礼します」
『またね~』
うんうん、一年生とどんどん仲良くなってる気がする!この調子だ!
田中「俺は?」
『うわ!?田中!?急に話しかけないでよ…!』
びっくりした…いきなり後ろから話しかけるから…。
田中「俺は田中呼びか?」
『そうだね。今さら呼び方なんて変えられません』
田中「…そうか」
『さ、田中も帰りなさい』
田中「へ~い…」
そういえば、同級は名前呼びの人いないな…ま、一年経ってから名前呼びなんて出来る訳ないけどね。
あ、あとは山口君!山口君はなんて呼ぼっかな…ここは忠君で行くかな?
翔ちゃん飛雄ちゃんツッキー忠君。
よし!これでいくか!