第2章 幼馴染してます。
可愛い可愛い一年生と仲良くならないとだからね~…お、噂をすれば!
『ツッキーと忠君!お疲れ様!』
月島「お疲れ様です」
山口「!?え、お、お疲れ様です…?」
やっぱりいきなり名前で呼ぶのはびっくりするよね…。
『あ~…えっと、もっと一年生と仲良くなろうと思って呼び方変えてみたんだけど…やっぱり山口君の方が良かった…?』
山口「いいいいえ!!忠がいいです!!ありがとうございます!!」
『よかった…』
月島「僕はそのままなんですね」
『ツッキーはツッキーだね』
月島「…お疲れ様でした」
『え!?ちょっと!?』
山口「あ!ツッキー待って!じゃあ瑠璃さんまた明日!」
『う、うんじゃあね~』
お、怒らせちゃった…?そんなにツッキー呼び嫌…?
澤村「瑠璃お疲れ」
『大地さん!お疲れ様です!菅原さんも!』
菅原「お疲れ~」
澤村「月島、怒らせたのか?」
『…ツッキー、ツッキーって呼ばれるの嫌なんですかね?』
菅原「そんなことはないと思うけどな…何か言ったのか?」
『別に何も…一年生ともっと仲良くなろうと思ってみんなのこと名前で呼ぶことにしただけなんですけど…』
今更、月島君呼びに戻すのもおかしいし…。
澤村「それだな名前呼び」
『え?』
澤村「最初は月島だけあだ名だったのに、今度は他の奴のことを名前呼びにして月島だけはツッキーってことに嫉妬したんじゃないか?」
『いや、そんな幼稚な嫉妬しませんって』
あのツッキーに限ってそんな嫉妬するわけないでしょ!
澤村「何言ってんだ、数か月前まで中学生だったんだからこれぐらいの嫉妬はすると思うぞ?」
『そうは言われましても…ツッキーはツッキーです』
澤村「まぁ、今更変えるのもな」
難しいなぁ…というか嫉妬するなんて可愛い所もあるのねツッキー!
菅原「俺も嫉妬してま~す」
『菅原さんは菅原さんのままです、すいません』
菅原「…まぁいつか呼ばせるつもりだから」
『…え』
だから、その笑顔と言葉がマッチしてませんってば…おぞましい…。
澤村「清水待ってるんだろ?」
『はい!』
澤村「じゃあまた明日よろしくな」
菅原「じゃあな~」
『さよなら~!』