第2章 幼馴染してます。
及川「あ!瑠璃〜!」
え!?この流れで私に来るか普通!?
及川「これ、借りてた漫画返すね〜はい!」
『これ…いつのだと思ってんの…』
及川「一昨年かな!だって瑠璃、俺と会ってくれないじゃーん」
『岩ちゃんに渡してって言ったじゃん!」
及川「いや、俺とは会ってくれないのに岩ちゃんとは会うってそれはないでしょ」
『だって徹ちゃんウザいもん』
及川「も〜!岩ちゃん化してるよ!?なんでそう岩ちゃんと瑠璃は俺のこと虐めたがるのさ!」
『虐めてないし!ウザいって言ってるだけじゃん!』
田中「ちょ、ちょっと待て!!」
『あ…』
みんなのこと忘れてヒートアップしてた…。
田中「黙って聞いてたけどよ、瑠璃!そこの優男と仲良いのか!?徹ちゃんとか岩ちゃんとか言ってるけどよ!?」
日向「瑠璃さんの、瑠璃さんの、か、かれ…彼氏…!?」
影山「もしそうだったら瑠璃さんの趣味悪い…」
及川「ねぇトビオちゃん、何ボソッと言ってんの?」
『というか彼氏じゃないし!!!!』
あちこちで勝手に話進めないで!?勘違いされるでしょ!?
田中「じゃあなんだ!?ただのお友達ってやつか!?それとも最近流行りのソフレって奴か!?」
及川「あーいいねソフレ!瑠璃、今日からソフレになろっか!」
『はぁ!?もー!田中も変なこと言わないで!!』
及川「でも健全な男子高校生がソフレってのはなぁ…」
『徹ちゃん黙って!?』
日向「や、やっぱり瑠璃さん大王様のか、彼女…!?」
影山「趣味悪いッスね」
『だから!違うってば!!』
何なのこの子達!馬鹿なの!?違うって言ってんのに!!
菅原「ほら、早く帰るぞ。瑠璃とそこの及川との関係はバスん中で聞けばいいだろ」
田中日向「う、うす!」
及川「つまんないの〜。それじゃ!みなさん帰られるようなので、インハイ予選でまたお会いしましょ〜。瑠璃もまたねー!今夜にでもLINEするから!」
『うん…じゃあね…』
菅原さん…助かりました…。って…いつもの菅原さんの笑顔が全く見てとれないんですけど…無表情…。これ、本当にかなり怒ってる…?なんで…?