第2章 幼馴染してます。
『フンヌフーン…よっし!これで綺麗になったかな〜?』
岩ちゃんに教えてもらった蛇口でゴシゴシと洗っていたリバースジャージがなんとか綺麗になった。匂いもしない!これでいいでしょ!
『よーし、そろそろみんなの所に戻んないと…って体育館って何処から入るんだろ…』
ここが体育館の横って言うのは分かる。建物の中からキュッキュッ鳴ってるの聞こえてくるし。…この建物一周するしかないかな。時間かかるけど。
『そういや岩ちゃん、こっちから行ってたっけ?』
岩ちゃんが歩いていった方にとりあえず行ってみることにした。すると入り口はすぐそこにありました。そして運良く烏野の人にもバッタリ。
月島「瑠璃さん、洗濯お疲れ様です」
『マネさんですから!ツッキーも試合頑張ってね!』
月島「…まぁ、練習試合ですから。程々に頑張ります」
ツッキーったら…もっとこう、覇気を出さなきゃ!よし、ここは私が気合を注入してあげようかな?
『こらツッキー!もっと熱くなりなさ 山口「ツッキー!探したんだよ〜!」
月島「山口うるさい、そんな大声出さなくても聞こえるから。それじゃ瑠璃さん、よろしくお願いします」
山口「ごめんツッキー!あ、キャプテンが呼んでたよ!」
…見事に山口君に邪魔されちゃったよ。いや、でもそうだよね。私の気合注入なんていらないよね、てか注入とか恥ずかしいよね、むしろ邪魔してくれてありがとう山口君。
『さて、私も体育館に行きますかな』
ツッキーと山口君の後を追って私もキュッキュッと聞こえる体育館に踏み入れた。
『う…大きい…し、人多い…』
菅原「な〜さすが強豪校だよな。あ、田中のジャージ洗ってくれてありがとな!」
『菅原さん!マネなんですから何でもしますよ!菅原さんもこき使ってくださいな!』
菅原「なに言ってんだよ〜。マネさんは部員を笑顔にしてくれればそれでいいんだべ?」
『すいません、ちょっと鳥肌立ちました』
たまーに菅原さんが変になることあるから困るよ本当…しかも急だし…。
菅原「口説き文句だぞ?」
『私トイレ行ってきますね』
菅原「待て、それは酷くないか?」
変になった菅原さんからは逃げるしか策がないんです!