第2章 幼馴染してます。
日向「すみません、田中さんすみません…」
田中「いいっつってんだろうが!そんな事よりおめーは大丈夫なのかよ!?」
日向「ハイ…瑠璃さんのおかげでなんとか…」
田中「ならいい!あ、そうだ瑠璃~」
『はいはい、ズボン洗っといてあげるから』
田中「さすがデキるマネさん!」
…マネですもん。部員をサポートするマネですもん。てか、リバースジャージを潔子さんに洗わせるわけにはいかんので私がやらせていただきますとも!
田中「今日の試合はお前の働きにかかってるかんな!?」
日向「はっひぃ!」
菅原「田中!プレッシャー駄目!!」
田中「?」
…菅原さん、困った後輩ばかりで本当ごめんなさい。
日向「トッ…トイレ行ってきますっ…」
影山「日向…また…!情けねぇな!一発気合入れて―」
菅原「何言ってんの影山!?バカじゃないの!?」
菅原さん、本当にごめんなさい。
菅原「瑠璃も見てないで手伝えよ!」
『えぇ!?私は田中のリバースジャージ始末が…!』
影山「田中さんだけじゃなく瑠璃さんにも迷惑かけやがってアイツ…!」
菅原「何ヒートアップさせてんの!?」
『知りませんよ…!』
菅原「も~!田中!この単細胞押さえろ!」
田中「オス!」
『……じゃあ私はお洗濯してきます』
田中「おう!よろしくな!」
影山君を男二人で押さえつけている場を後にして、リバースジャージを洗える場所を探すことにした。
これ、勝手に洗っちゃいけないしな~…関係者っぽい人いないかな……って、あっ!!!!
『岩ちゃんっ!!』
岩泉「ん?あ、瑠璃じゃねぇか!何で青城にいんだよ」
『烏野バレー部のマネになったって言ったじゃん!』
岩泉「あ~、そういえば。それで今日来てんのか!」
『そう!』
青城の体育館横でウロウロしてたらまさか岩ちゃんに遭遇するとは!岩ちゃんジャージか…制服姿見たかったな~なんて。
花巻「お~い岩泉はやく来いよ…って、岩泉彼女いたの?」
この人も岩ちゃんと同じジャージ着てるから、青城のバレー部かな?って、彼女ってから…。
岩泉「ち、違ぇよ!幼馴染だ幼馴染!」
そんなに否定しなくてもよくないですか岩ちゃん。私悲しいです。