第1章 マネさんしてます。
澤村「よ~し、じゃあ始めるぞ!月島達の方には俺が入るから」
日向「ええっキャプテンが!?」
澤村「大丈夫だよ!攻撃力は田中の方が上だから!」
やっぱり大地さんが入るのか!楽しみ!楽しみ!
澤村「どうした瑠璃、にやついて」
『田中の言う通り、今日をとても楽しみにしていました』
澤村「そ、そうか」
なにさ!女の子から試合楽しみにしてました!とか言われたら普通喜ぶとこじゃないの!?何でちょっと引いてるの!?
月島「あーオホンッ」
月島「小さいのと田中さん、どっち先に潰…抑えましょうかぁ。あっそうそう王様が負けるところも見たいですよねぇ」
ツッキーよ、お腹真っ黒だね。って、王様ってのはもしかして影山君?
菅原「去年の影山、いろいろあってさ。それで王様って呼ばれてんの」
一人で首を傾げていると私の心の中を読んだように菅原さんがヒソヒソと教えてくれた。
『いろいろ…?』
菅原「試合終わったら教えてやるよ。あ、影山に対して王様って呼んじゃダメだからな?あだ名じゃないから」
『は、はい』
菅原さんはにっこり笑ってるけど、これは…訳ありだな?
田中「月島クンてばもうホント、擂り潰す!!!」
…菅原さんと話してたらこれだよ。田中の奴、まんまとツッキーの徴発に乗っちゃってさ、まったく…。
そんなこんなだけど、とりあえず試合開始~!!
潔子「瑠璃ちゃん、得点よろしくね」
『はい!任せてください!』
縁下「瑠璃ってあんま田中と変わんないよな」
『縁下君、それ暴言』
縁下「斎藤さん、それ田中に対して暴言」