第4章 音駒バレー部のファンしてます。
夜ご飯も食べて、潔子さんをお見送りをして、お風呂も入って、さぁ寝ようと思った時。
?「あ、斎藤!」
『あれ、どうしたの…?』
部屋に戻ろうと思ったら、私の部屋の前に一緒にこの合宿所を使ってる他の部活の同級生の松田君が立っていた。
松田「それがさ、お前俺んとこの部活のマネと同室だっただろ?」
『え、うん…そうだけど?』
え、なに、やらかすから出てけって?いやいや、こんな場所でピンクムードは辞めときなよ…って考えていたら。
松田「そいつ熱出しちゃってさ…もう家帰ったんだ。だから今日はそいついないから、よろしくな」
『…え』
松田「さっきそいつの布団とか片付けるのに部屋入っちゃったんだけど…ごめんな、勝手に入っちゃって…」
『あ、全然!!その子大丈夫そう?今まで元気だったのに…』
松田「今日暑かっただろ?それで体調崩したっぽくて…。心配してくれてありがとな!じゃあ!」
『あ、うん、じゃあね〜…』
…………いやいやいやいや、全然大丈夫じゃないし!!え!?今晩一人で寝るの!?え!?やっと最終日なのに!?嘘でしょ!?
『どうしようどうしようどうしよう…』
嘘でしょ!?
だ、誰か助けて…
田中「おい!?さっき松田がお前の部屋の方から歩いて来たぞ!?どういうことだよ!?」
『た、田中っ…良いところに……!!』
田中「!?なに泣いてんだよ!?ま、松田が変なことしてきたのか!?あぁ!?」
な、なんで怒るの…私なにもしてないのに…!?
西谷「おい瑠璃!!松田が…って…龍!?なに泣かしてんだよ!?大丈夫か瑠璃!?」
田中「俺は別になんもしてねぇよ!?勝手に瑠璃が…」
澤村「おい!!静かにしろってあれほど…って二人して瑠璃を泣かしてたのか!?」
田中西谷「ちちちち違いますっっ」
……あぁ…大変なことになってしまった。
東峰「おい…一階までお前たちの声が響いてたぞ…」
『いやぁぁっ!!ゆ、幽霊…っ!?』
東峰「旭だって何回言えばいいんだよ!?」
『あ、ご、ごめんなさい…』
旭さんのお風呂上がり…心臓に悪いです…。