第4章 音駒バレー部のファンしてます。
5月3日、今日も快晴、順調に進んでます。
潔子「瑠璃ちゃん、昨日はよく眠れた?」
『はい!昨日から他の部活のマネさんと同室なので!怖いもの無しでぐっすり眠れました!』
潔子「それならよかった。瑠璃ちゃん凄く怖がってたから…」
『もう全然大丈夫です!!夜も怖くないんで!!』
心配してくれるのはとても嬉しいけど潔子さんも私の怖がってるところ面白がってた気が…いや、潔子さんに面白がってもらえるなら…!!
潔子「よし、じゃあそろそろお昼ご飯できるってみんなに伝えに行ってくれる?」
『はい!了解しました!!』
只今は、潔子さんと一緒にみんなのお昼ご飯を作っておりました。お昼ご飯は牛丼、お代わり有り。
『鵜飼さん、そろそろお昼ご飯の出来ます』
鵜飼「おお、ありがとな。このサーブ練で切り上げるから」
『は〜い』
体育館暑いな…調理場も火使うから暑いけど…体育館は蒸し暑い…。みんな凄い。
武田「音駒ってどういうチームなんですか?」
『たしかに!音駒音駒とは聞いてきましたけど、どんなチームかは私も聞いたことなかったです!」
武田先生の言うように、音駒ってどんなチームなんだろ…徹ちゃんみたいな強烈サーブとか…?
鵜飼「…現状はさすがに知らねぇけど、昔っからレシーブの良いチームだった」
『……え!?レシーブ!?』
鵜飼「そういやお前、レシーブ好きなんだっけ…」
『なんでそんな呆れたように言うんですか!!レシーブかっこいいじゃないですか!?ね!!先生!!!』
武田「はい!レシーブは僕もこう胸がワクワクします!」
『ですよね!!』
身振り手振りでワクワクさを表してくれる先生可愛いよ…それに比べて鵜飼さんは…
鵜飼「なんだよ」
『なんでもありません』
レシーブに対してワクワクドキドキしなさいよ…いや、してると思うけど。
武田「斎藤さんは、鵜飼君とも一緒にレシーブのかっこよさを語りたかったんですよね」
『そうです!!それです!!』
鵜飼「はいはい。よし、そんじゃ昼飯にするぞー!」
「「ウス!!」」
スルーしやがったな…まぁいいけど!!
『今日は潔子さんの愛情こもった牛丼です〜』
田中西谷「!!!!!」
お腹空いた…。