第4章 音駒バレー部のファンしてます。
菅原「日向と瑠璃!勝手にどこ行ってんだよ…瑠璃も戻って来ないし…」
あ、菅原さん…!
日向「す、すいません!!」
『ごめんなさい…!』
菅原「あと瑠璃は昼飯の準備があるからチャリで先に帰ってろ」
『あ!!潔子さん…!!!』
お昼ご飯…!忘れてた…!!潔子さんに任せ切っちゃってる…!
『じゃあお二人は頑張ってくださいね…!』
菅原「気を付けて帰れよ~!」
『ハイ!』
大変大変!あんな大量のご飯を潔子さん一人でなんて…!先生も手伝ってくれてるけど!
日向「俺たちもすぐ行きます~!」
菅原「お前が迷ったんだろ!」
日向「すすすすいません…!」
…まぁ、うん。速く帰ろっと。
…さっきの赤いジャージってどこだろ…見たことないなぁ。…あの人、また会えないかな。
…ってどうしたの自分!!喋ったこともない、というか目さえ合ってないし!
戻れ自分!!部活!合宿!ご飯!
と、さっきの赤いジャージの背の高い人を忘れようと我武者羅に自転車をこぎました。
『潔子さん遅れてすいません…!!』
潔子「おかえり、日向見つかった?」
『見つかったんですけど…ちょっとゆっくりしちゃってて…』
潔子「もうちょっとゆっくりしててよかったのに」
『そんな!!潔子さんだけに任せるわけにはいかないので!!』
こうして、お昼ご飯を作って、午後の部活も始まり、問題の夜も他の部活のマネさんが同じ部屋に来てくれたし。
音駒戦に向けて着々と合宿が進んでいっています。
月島「瑠璃さん…もう少しご飯少な目に…」
山口「俺も…」
『分かっ 西谷「そんなんじゃ体デカくならねぇぞ!?もっと食え!!」
…着々と進んでいます。