第3章 自炊担当してます。
菅原「俺もトイレ行きたかったしさ」
『いや…はい…』
いじってこない…?もしかして、反省してくれた…?
菅原「トイレ行くんだろ?」
『あ、はい』
菅原「んじゃ、行くべ。他の奴踏まないようにな」
…もとの菅原さんに戻った?なんか青城の試合のときから意地悪になったかな…とは思ってたんだけど…。
『っ!』
考え事してたらツッキー踏んじゃうとこだった…危ない…。
菅原さんの後を追って廊下に出るとやっぱり薄暗くて気味が悪い…。
菅原「トイレから帰ったら俺も寝るかな」
『…ずっと作戦考えてたんですか?』
菅原「…まぁな。今日中に出来そうにないから明日またやる」
『…ちゃんと寝てくださいよ?』
菅原「瑠璃も朝飯作ってくれるんだろ?早く寝なきゃなのにごめんな、トランプとかさ」
『全然!楽しかったんで!』
菅原「ならよかった」
…なんだろう、菅原さん優しい?いやいや、最近が意地悪すぎたんだよ、今の菅原さんが普通なんだよ…!それでたまーに意地悪な感じが普通で…!
菅原「よし、無事トイレに到着!んじゃ、トイレ終わったらここに集合な!」
集合って言っても…トイレの目の前だしすぐに終わるし…。
菅原「解散~」
…まぁ早くトイレに行こう。
当たり前だけど、女子トイレでは一人だから恐る恐るそして速く済ませて手を洗って…
『ごめんなさい、お待たせしました』
菅原「ん~ん、じゃ行こっか」
『…はい』
優しいね!?本当にいつもの菅原さんに戻った!?
菅原「最近意地悪ばっかしてごめんな~」
『!?』
謝った!?
菅原「なんかさ、青城と練習試合した時から瑠璃のこと意地悪したくなっちゃってさ。徹ちゃんとか岩ちゃん~とか言ちゃってさ、しかも一年のことも翔ちゃん~とか」
『…?』
徹ちゃんとか関係ある?翔ちゃんとかも関係なくない?
菅原「…瑠璃には意味分かんないよな!」
『わ、分かんないですけど…』
菅原「…ま、いずれな!」
『???』
菅原「…ちゃんと俺のことも見てくれよ~ってこと」
『見てますけど…?』
菅原「…よし寝るべ寝るべ!」
…その間は何なのか分かんないけど…とりあえず反省してくれたってことかな?