第3章 自炊担当してます。

田中「なんかして遊ぶか！？」


『私のことは無視して良いから今日の練習の反省とかしときなよ』


西谷「せっかくトランプ持ってきたのに！」


何しにここに来てるの…バレーでしょ…！


『バレーしてご飯食べてバレーしてご飯食べてお風呂入って寝るの！』


西谷「朝飯抜けてるぞ」


『…』


ドドドド…


『え、何の音…！？』


澤村「またあいつら…」


ドドドド…


こっち向かって来てない！？音が大きくなってくるんだけど…！


バンッ


『！？』


日向「おれが一番！！」


影山「俺が一番だ！！」


……こいつら


澤村「さっきから廊下走るなって言ってるだろ！！！」


日向影山「ス、スイマセン…」


日向「あっ瑠璃さんがいる！」


影山「ウス」


…切り替え速い。


『えと、一晩ここにお世話になります…』


日向「え！そうなんですか！？」


『うん、ちょっとね…。あ、勝手に決めちゃって悪いんだけど、飛雄ちゃんの隣に寝ることになったんでよろしくお願いします…！』


影山「そうなんですか」


日向「ってことはおれの隣でもある！？」


澤村「残念ながら月島の隣だ」


日向「えぇ～…」


翔ちゃんの隣でもいいんだけど、ツッキーが意外に切実な顔してたからさ…。


影山「瑠璃さんが隣で俺も助かります」


『な、ならよかった…』


飛雄ちゃんも飛雄ちゃんでツッキーのこと嫌いすぎでしょ…。


日向「あ！おれお菓子持って来たんですよ！食べましょ！」


『いやいやいやいや。夕飯あんなに食べたのにまだ食べるの…？』


西谷「おお！！翔陽やるじゃねぇか！実は俺も持ってきた！」


日向「ノヤっさん！！」


……その食欲はどこから？


澤村「食った後はちゃんと歯磨きするんだぞ」


大地さん、注意するところそこですか？


田中「俺も持ってきた～！みんなでトランプしながら食べようぜ！」


日向「瑠璃さんもほら！」


『え…』


縁下「前から分かり切ってることだろ？こうなってしまったら諦めるしかないって」


『…そうだったね』


西谷「ほら！三年生も！」


澤村「明日も練習あるんだから、ちょっとだけだぞ」


こうして、大人数でやる一時間弱のトランプゲームが開催されました…。