第8章 eoheoh×あろまほっと
あろ「…お前さぁ、」
ピンポーン…
えお「!…ちょっと見てくる」
なんでこういうことすんだよって問い詰めてやろうと思ったら、タイミング悪くインターホンが鳴るマンガみたいな展開。
俺はリビングでひとり、ぬるくなったお茶を呑み直す。
えお「はーい」
ガチャっ
女「やっと開けてくれた」
声は女の人だった。気になって見てみれば、結構な美人。
えお「…お前っ」
女「電話も出てくれないし、家に来てもいつも留守だし、でもやっと会えた…」
えお「何しに来たんだよ」
女「私、もう一度あなたとやり直したいのっ!」
えお「!」
これって……もしかしなくても修羅場なんじゃ…。
あろ「あ、あの…」
女「なに、お友達?」
えお「そうだよ、だからまた別の日に…」
女「今帰ったら、もう会ってくれないでしょ!」
帰ろうかって言おうとした…でも…
えお「帰ってくれ!」
女「え…」
あろ「!」
えお「俺には好きなやつがいる、しかもそいつは男だ」
女「うそ…」
驚愕する女の人は、俺の方を見た。俺は何を言えるわけでもなく、ただ目を伏せることしかできなかった。