第6章 テラゾー×キヨ
キヨ「……」
テラ「いつまでそんなとこ居んの」
キヨ「…居たいだけ」
テラ「俺がもう行くって言ったら?」
キヨ「…っ」
くそ…完全にこいつのペースになってる。
キヨ「…俺もう帰るわ」
もういい、探しに来るんじゃなかった。
テラ「…キヨってさ」
キヨ「!!!」
本当に帰ろうと思った。でも喫煙所から離れようとしたら割と強めの力で腕掴まれて、後ろから抱かれた。
テラ「俺のこと好きでしょ」
キヨ「…調子乗んな」
もっと素直だったら、うんって言えんのに。
テラ「俺は、キヨが好きみたい」
キヨ「……うるせ」
いつもは全然言わねぇくせに、俺をからかう時だけはさらっと言ってきやがる。