第2章 アブ×つわはす
つわ「…飲んだら帰ってくださいよ」
アブ「えー、そんな冷たいこと言わないでよつ・わ・は・す・くんっ」
つわ「っ!…さ、触んないでください」
この人は、いつもこうやって…
アブ「ん、顔赤いよ?大丈夫?」
つわ「…っ、だから触んなって言ってんでしょ!!!」
アブ「!…どうしたのつわはすくん」
そんな何もないみたいな顔していつも、俺のペースを乱してくる。
つわ「もうほんと…帰ってください……」
アブ「つわはすくんもしかして、あの日のこと…」
つわ「!」
あの日…そうだよ、あの日のせいで俺は…
アブ「…ごめん」
つわ「!」
アブ「怖がらせちゃったんだね」
っ!…いや、俺はただ…
アブ「突然来ちゃってごめんね、今日は帰るよ」
つわ「……」
アブ「次はセピアさん家でね」
アブさんは玄関を出てった。俺は見送りもしないまま。
つわ「…くそっ」
今度どんな顔して会えばいんだよ…