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【忍たま】暗躍からの恋

第1章 出会いの段



一緒に町を歩く少年と私


「俺は摂津のきり丸!お姉さんは?」

「私は、小野 彩よ。」

「彩さんって呼んでもいい?」

「えぇ、構わないわ。私はきり丸君と呼んでも?」

笑顔で頷くきり丸君に微笑み

「いつもバイトをしてるの?」

「うん!銭稼ぎが好きなんだぁ!アヘアヘ!」



(アヘ?)


ルンルンと歩くきり丸君を見て、一瞬止まり考えてた効果音の意味を忘れようと思いながらついて行く



そういえばこの道…知ってる……



きり丸君の隣につき

「そういえば、親御さんは?」

「え?……あー……」

頭を掻くきり丸君の様子に、ふと思いが浮かんで話を変えようとしたが…きり丸君のが早かった。

「いないんだ!戦でね……」

「あっ……ごめんなさい……無責任な事を…」

「彩さんが謝る必要ないよ!思うことだしさ!それに保護者はいるんだよ!」

「保護者?」

「うん!…あっ!着いたー!ここだよ!」



話が止まり、ふと前を見ると……


ここは……


私が越してきた長屋?




もしかして、きり丸君と保護者の人って……
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