第8章 決断の段
静かに目を開くと先生達が私を見ていた。
ひと呼吸置き
「先に結果から言います。彼女は白です。」
騒めく
当たり前の反応
「土井先生!貴方は学園長の命を狙った輩を白と!?」
私に意見を言ってきたのは予想していた安藤先生だ。
「えぇ…」
「それは彼女に肩入れしてるからではないのですかな?」
「なっ!」
「安藤先生……それは色に土井先生が負けたと?」
隣にいる山田先生の言葉に頷く安藤先生は…
「まぁ、は組を甘やかしていますからね〜」
「生徒達の話は関係ないでしょう!?」
「おやぁ?そう言うとなると肯定ですか?忍びの三禁の一つですよ?」
「止めんか!止めんか!」
は組のことを出した事と彼女を知らないで言った事に私は怒り、安藤先生の挑発に乗りかけてたが…山田先生の止めの言葉に安藤先生も私も止めた。
私は軽く咳き込み
「……すみません。」
「半助続けなさい。」