第7章 再会と心の段
学園長先生は名前を聞いただけで
彩の質問に対しては…
ーとりあえず休みなさい。身体を整えてから決めても遅くはなかろう。ー
彩は元々いた客間に1人になった。
朝が来たのでそれぞれの仕事があるのだろう。
新野先生に寝ていなさいと言われたが眠くもないし、傷は動かさなければ平気…
枕側にある壁ピッタリに布団をズラして、壁に寄り掛かり座る
窓から見える空は快晴で雲がないので目で追うものが無いのでつまらない
ふと神経を耳に集中させると…
遠いが子供達の声が聞こえる。
「はぁ……学園ね……」
(学び舎なんて知らないけど……)
(なんだろう……)
「……羨ましい。」