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ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~

第2章 シケン×ノ×ジュケンシャ



......

............



ハンター試験の一次試験は、試験管であるサトツさんにただ着いていくこと



両親にはたくさんしごかれたから、このくらいどってことない!!



トヒロはあんまりそういう練習はしてなかったみたいだけど、男の子だからか、ずいぶん平気そうに走っていた



ゴンやクラピカ、レオリオという人もまだ余裕がありそうだが、レオリオという人は疲れが見え始めていた



「レオリオさん、大丈夫ですか?」



「ガキに心配されるほど、俺はへばっちゃいねぇよ!!!」



「そうですか。それならいいんです(にこっ)」



「...お前、もう五年くらい早く生まれてればなぁ...」



「おい、おっさん(低)」



「な、んだよ...」



(なんだかトヒロが怖い...?)



「変な目で見るなよ?」



「あほぅ!!俺はもっとこう、胸がぼいんってあるくらいが好きなんだよ!!...あ」



周りにいる男たちがクスクス笑っている



(エロス...)



「いや、これはその、だな...はは、はははははは」



レオリオは笑いつつも、トヒロをキッと睨んだ



トヒロは知らんぷりで口笛吹いてたけど(汗)



『シャー』



車輪が転がるような音がしてくる



私たちが音の方を見ると、そこには端正な顔立ちの銀髪の綺麗な少年がスケボーに乗って進んでいた



彼がスケボーに乗っていてずるいという気持ちよりも、男の子なのに綺麗だと思ったことに驚いた



「おいてめぇ!なにやってんだ!?」



短気なレオリオは、彼が楽をしているということに腹がたった様子



(別にルールやぶりじゃないんだし...)



彼はそんなレオリオを無視して、ゴンの方へスケボーを進めた



(スケボー上手いな...乗ってみたい)



「...なに?」



「え?」



私が綺麗な進み方に見惚れていると、彼は私の視線に気づいてムッとした



「なに見てんの?」



彼の嫌そうな言い方にちょっとショックを受けつつも、そういうところも知ろうと落ち着いて言葉を返す



「スケボー、上手だね(にこっ)」



「えっ?//」



「私もそんな風に乗れたらな~って思っただけ」



「...あっそ」



彼は少し照れ臭そうに前を向いた
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