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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第10章 番外編 夜久side



「夜久さんって、彼女とか、いるんですか?」

「は? なんだよいきなり……つか、「とか」ってなんだよ」

むさくるしい部室で並んで着替えているリエーフを見上げると、

「だから、彼女とか、好きな子とか……」

「知ってどうすんだよ」

不可解な顔を向けると、

「あ、いないですよね、やっぱり」

「勝手に決めつけんなっ」

「え、じゃあいるんですか?」

「べつにいるなんていってないだろ」

「やっぱりいないんですね……じゃあ夜久さんに訊いてもしかたないか」

おいおい、引っ張っといてこれで終わりか?

「なんだよ。言えよ」

「そういえば夜久さん、今日も練習後、スパイク練付き合ってもらってもいいっすか?」

「いいけど、おまえクロとのブロック練はいいのか?」

森然での合宿以来、リエーフはクロにブロックを徹底的にしごかれてたはずだ。

「あ、はい……いいえ」

「どっちだよ」

リエーフはここ数日どっかおかしい。

「別にいいけど」

「あざーす」

そういえば、こいつは最近朝も早い。

今までは重役出勤だったのに。

「なんか最近頑張ってるよな、おまえ」

「……っす……目標ができたんで」

「なんだよ」

「クロさんよりバレー上手くなります」

顔がむっとしてる。

憧れて……なわけないか、こりゃ。

「なんだよ、クロとなんかあったのか」

こいつはまだお子様だけど、裏表がないいいヤツだ。

怒るにはなにか正当な理由がありそうだ。

「別に無理には聞かねぇけど」

「クロさんに……裏切られました」

「は?」

「クロさんに、超、裏切られました……」

「……なに、ラーメンおごってくれるって約束だったのにアイスだったとか?」

「そんなちまっとしたことじゃないです!」

「じゃあなんだよ」


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