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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第10章 番外編 夜久side



リエーフにしては珍しく食い下がってくる。

「おまえ顔綺麗なんだし、女なんて沢山寄ってくるだろ」

「そうだけど、そういう問題じゃないです!」

否定はしないのか、こいつ。

「俺、初めてだったから……」

「は? 初めてって……」

「彼女が、初めての相手で……」

「筆おろしを彼女にしてもらったってことか?」

「そういうんじゃないですって!」

「いや、そうだろ」

「違います!」

全力否定されても、そうだろ……

なんか、いろいろとあからさますぎるじゃん、これ。

「だから忘れられないっす」

おいおい、クロ

お前はなんてことしたんだよ……

クロはリエーフに初めての甘い味を味あわせておきながら、それを自分の物だからと取り上げた……ってことか。

「ひでぇヤツだな」

「彼女はひどくありません!」

「違うって、クロだよ」

「ですよね、そうですよね!?」

さすがにちょっとだけリエーフが可哀想だ。

でも、こればっかりは仕方ない。

だって、その彼女だってクロを選んだんだから。

「じゃあおまえ、クロに仕返ししてやれよ」

「どうやってですか?」

「だからクロよりバレー上手くなって、誰もが認めるすげぇエースになれよ」

「それが仕返しですか?」

「そしたら、その彼女だっておまえのこと見直すかもしれないだろ」

たぶん、ないとは思うけど。

「そしたらクロからその子奪い返せんじゃん」

「おお! 名案っす」

単純。

でも憎めない。

結構期待もしてる。

この大型新人がどれだけすごいヤツになるのか。

「夜久さん、ありがとうございます! 夜久さんって背は小さいのに頼りになりますね!」

「……」

ボコッ。

「いたっ、なんで尻蹴るんですか、褒めたのに、俺」

褒めてねぇし。

おまえのそういうところがクロに絶対勝てない要因じゃないのか……?


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