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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第8章 年下の新しい恋人



木兎と別れて家に帰ると、エレベーターを降りたところで自分のドアの前に誰か立ってるのがわかった。

廊下の電気が消えていて顔がぼやんとしてるけど、シルエットが細長い。

リエーフ?

リエーフは来るときは絶対事前にお伺いメールくれる。

なんの連絡もなく突然来るのは珍しい。

「どうしたの……、……!」

違う。

リエーフじゃない。

「誰か来る予定だった?」

変わらない、口許だけの微笑。

「……クロ……なに、してるの……?」

「あんたの部屋の前で待ってるって、あんたを待つ以外に理由ってあんの?」

小馬鹿にしたような溜息。

「なんで、待ってるの……」

「話があるから」

まっすぐ見つめられて、反射的に視線を逸らした。

逸らさずにいられない。

クロのこと見たら、この一か月の努力が無駄になる。

私の本能がそう警告してる。

「……私には、ないから」

無視してドアに鍵をさそうとしたら、その手首を掴まれた。

「……っ!」

「話あるって言ってんだろ」

「ない。聞きたくない」

俯いたまま拒絶すると、

「なに拗ねてんの? 昔のセフレなんて会いたくないってか? それとも今のセフレに悪いから?」

「そんなの、……」

「リエーフと続いてんだろ」

「……」

「ってリエーフがあんたのこと、いろいろ報告してくれるけど?」

「別に、リエーフとはそういう関係じゃないから」

「どうだか……」

リエーフとはクロと切れて以来、セックスしてない。

リエーフもなぜか強く推してこなくなった。

「……別に信じてくれなくてもいいから」

「だな。別に俺もどうでもいいし」

なに?

だったら、なんなの……

どうして、いきなりまた来るの?

何がしたいの?



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