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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第6章 年下の強引なカレ



横の道から出てきた人が、脚を止めた。

「おー、何、コンビニ?」

「っす……じゃんけんで負けて」

不服そうな仏頂面が、ちらりと私を見る。

黒い髪に意志の強そうな瞳。

「黒尾さんは……、あ、の、……」

「あ、俺とは会わなかったってことで」

「は?……あ、はい、…いえ……」

「どっちなんだよ」

「っす……でも」

眉根を寄せる顔が迷ってる。

このままクロの言うとおりにするのか。

それとも、もう一言……

「どこ、行くんですか?」

「ホテル」

「ホテ……え、あの……っ」

ストレートな答えに、一気に顔が赤くなった。

表情のうすい顔に感情が走る。

クロみたいに何でもそつなくこなせないタイプ。

木兎みたいに何にでも100%力をそそげない。

不器用なタイプ。

「あ、そうだ、お前も来いよ」

「は……?」

「どーせ帰ってもヒマだろ」

「クロ、ちょっと!」

もう二度と人前とか3Pとかクロ以外の人なんて、イヤ。絶対にイヤ。

「面白い体験させてやっから」

口元だけで笑うクロに、彼は怪訝な顔をする。

あんまり状況がつかめてない顔。

「面白いこと、って……」

「まあ来てみりゃわかるって」

クロが彼の肩をポンと叩いたとき、

「おお~、ヘイヘイヘーイ、何やってんの!?」

遠くからでも響く、はちきれんばかりの声。

「木兎……」

木兎ともう一人。

木兎より背が高い子ひょろっとした子が歩いてくる。

2人ともハーフパンツにTシャツ。

「あっれ、なんでいんの?」

木兎の驚いた眼が、私を見て、すぐに面白そうに輝きだす。

「ちょっと……用事」

「なんだよ、黒尾、なに合宿中に息抜きしてんだ」

「んなんじゃね~って」

「てか、俺だって何度も誘ったのに!」

拗ねた顔で睨まれる。

毎日のように木兎からはLINEがきてた。

『合宿中に遊びにこいよ』

合宿中は遊んじゃいけないんじゃ……と思うけど、

『少しぐらい息抜きしたって俺強いから』

全国5本の指に入る人に言われたら、納得するしかない。

「ちょっと黒尾、俺の元カノ呼びつけないでくれる?」




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