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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第6章 年下の強引なカレ



バカだ。

こんなとこまで来て。

さびれた小さな駅に降りると、どこからかカエルの大合唱が聞こえてくる。

夜9時。

駅前の商店街は真っ暗で、駅と隣接するコンビニだけが明るくて、少し不気味。

「遅せ~し」

駅前にクロがいた。

いつものバレー部のジャージじゃない。

Tシャツにデニム。

「ゼミ、あったから」

「夏休みだろ」

「うちのゼミは夏休み関係ないから」

「工学部なんてガチな学部入るからだろ。普通文系だろ」

「普通の女がいいならそういう人探せば?」

「そういう言い方が可愛くないっての」

「可愛くなくていい」

「……うざ」

「……」

「素直なのはヤってる時だけだよな、ホント」

小さな溜息。

自分で、よくわかってる。

性格が、可愛くない。

素直に甘えられない。

でも、好きな人に言われれば、心に刺さる。

「合宿、抜けてきて、いいの?」

「研磨たちに頼んであるから朝メシまでに帰ればいい」

「ばれたらまずいんじゃ……」

「あんたに関係ないし」

「でも……」

「俺との関係終わらせなくていいなら、帰るけど?」

「……」

終わらせたい。

苦しいから。

田んぼ道を歩き出すクロの背中についていく。

「どこ行くの?」

「ホテル」

「……」

「青姦でいいなら、外でもいいけど? それとも研磨たちに見られながら合宿所でヤる?」

「スルんだ、やっぱり」

「そのために呼んだんだろ。つか、あんたとの最後の夜だし? そりゃ思い出深い夜にしなきゃ、ダロ」

「ラブホで思い出づくり?」

「不満? これで俺と終わるんだからいいだろ」

すぐにホテル群が見えてくる。

どこにでもある風景。

森然のような田舎でも、必需品なのか、かなりの数がある。

「……黒尾さん?」


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