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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第4章 新しい年下のセフレ



ブルッと鞄が震えた。

LINEだ。

『ヘイヘイヘーイ、そろそろ気が変わったか?』

がっつり笑顔とピースマークが入ったメッセージに、溜息がでる。

『変わらない。永遠に』

『んじゃ、変われよ、今すぐ』

今度は呆れ顔のスタンプが後追いでついてくる。

木兎は強引。

自分の思い通りになるか、別に欲しいモノができるまで、絶対諦めない。

『無視すんな!』

そして、返事するまで語りかけてくる。

『別れた人とまた付き合うのイヤだから』

『なんでさ』

『一度別れたのに上手くいく理由がない』

『別にそんなの関係ないじゃん』

『関係ある、私には』

『俺のこと、嫌いじゃないじゃん』

木兎はカンもいい。

変なカン。

『好きでもないから』

『俺のチンコは好きなのに?』

こういうあけすけなところも、苦手。

『あ、ヤバ、赤葦来た、またな~』

最後はガッツポーズのスタンプ。

口説きメールも、真剣さがない。

それが木兎。

これ以上でも以下でもない。

良く言えば、常にポジティブ。

前しか見ない人。

『また連絡する』

言葉とは裏腹にクロから連絡がなくなって2週間。

その直後から木兎からメールが来るようになった。

クロが木兎に何か言ったのか。

わからない。

でも、木兎から毎日のように「また付き合おう」と迫られる。

バレーしてる時みたいに、ストレートに、迷いない言葉で……。

また俺のとこに戻ってこいって。

おまえの気持ちいいコトだけしてやるから。

どこまでも自分への自信を隠さない。欲望も隠さない。

木兎のくれる快楽だけに溺れられれば、気持ち的に楽。

そんなの、わかってる。

でも、無理。

自分に「苦しくても好き」って感情がなければいいのに……



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