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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第4章 新しい年下のセフレ



どうして、今ここにいてくれるの?

もう一度訊きたいけど、声にできない。

クロは答えてくれないと、感情でわかってるから……

沈黙を破ったのは、クロのスマホだった。

画面に浮かぶLINEのアイコン。

ピンクの背景の中で首をかしげた可愛い顔が笑ってる。

「チッ……」

舌打ちしながらも確認するクロの横から、ワザとらしく覗き込む。

この子、この前クロに好きだって告白した子だ、たぶん。

女のカン。

「可愛いよね、この子」

「………」

「こういうただれた関係じゃなくて、純な青春しなよ、高校生なんだし」

かすれた声じゃ様にならないけど、ちょっとお姉さんぶって言ってみた。

「私も、本気で木兎とやり直すかもしれないし」

「うそつけ」

「本当だし」

「あんたが木兎のこともう好きじゃないのなんてわかってんだよ」

「私は、木兎のこと、嫌いじゃ……」

ホント、嫌いじゃない。ただ……

「最初からああいうちょっとネジ外れた奴はあんたには無理」

「最初からって……」

「もともとあいつとつき合ったこと自体が間違いだったって言ってんの」

「なんでそんなこと、クロにわかるの……?」

クロに夜の街で出会ったのは、ちょうど木兎と別れた頃。

クロと木兎がバレー部つながりの知り合いだったことは、クロから聞いて知った。

クロは私よりも長く木兎を知ってる……それはわかるけど……

「私の方が木兎のこと、知ってる……付き合ってたんだから」

「なのにのこのこ保健室に突っ込まれに行くって、あんた矛盾してるよ」

「矛盾なんて、してない」

「してんだろ」

「どういう風に?」

「あんた自体が矛盾」

「それはクロでしょ」

「俺のどこが矛盾してんだよ」

いつもドライなのに、ふと優しくしてくれるとこ。

気持ちはないのにセックスのときすごく感じさせてくれること。

「てか、なんでかあんたはセフレやめたいみたいだけど、俺は今の関係やめる気ねぇから」





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