第3章 好きになったら……
「誰、呼んだの?」
「来てのお楽しみ」
「冗談言わないで!」
「冗談なんて言ってないだろ」
「私、別に…別に、するのが好きなんじゃない!」
クロだから。
クロだったから、この1年許してきたのに。
いつか、クロの気持ちがもっと私に向いてくれるんじゃないかって思って……
「好きだろ、セックス。だって木兎ともシただろ」
「だからそれは……」
「シてから言い訳すんな」
なんでそんな怒ったような顔するの?
だったら、最初からどうしてあんな風にだますの?
「……じゃあ、あの状況で、どうやったら逃げられたのか、教えてよ」
「抵抗すりゃよかっただろ」
そんなの、できたらしてた。
「触られて、感じてその気になったのは、あんただろ」
「……」
「こうやって、誰に触られてもすぐ濡らす、そういう身体してんだよ、あんた」
蜜を吸ってびっしょり濡れた下着の脇から、指が入り込んでくる。
「あっ……んん……っ」
「ほら、すぐに指咥えて離さないし」
アソコの中で指がぐちゅぐちゅ音を立てる。
「やぁん…あ、や……」
「ほら、しっかり慣らしとかないと、大物咥えらんないだろ」
3本の長い指が、中を抉るように動きまわって……
「ひんっ、ああんっ……」
アソコの奥の奥を刺激されて、身体が痙攣したように勝手にビクンと跳ねる。
「や……っ、もう……ぁ」
おもわずクロの腕にすがりつく。
恥ずかしい。
わかってる。
触られたら、すぐ感じてしまう、こんな身体……私だってイヤなのに……
こんな顔、見られなくない。
顔をクロの胸に押し付ける。
「顔、隠すなよ」
「……や」
「その感じてる顔が、いいんだろ」
甘さを含んだ声音。
たまにそういう声で囁くから、誤解しちゃうってわかってよ……
制服の白いシャツからクロの匂いがする。
この匂い嗅ぐと……もっとアソコがむず痒くなる。
クロに挿れてほしい。
クロのが欲しい……
クロだから。